2012-12-20

“まちづくり研修”

都市整備部だけができる強みとは

12/20(木)、大阪府庁にて、『“まちづくり”研修 都市整備部だけができる強みとは』が行われました。この日は、都市整備部においての「まちづくり」を考える事を軸に、様々な方面で活躍されている方を講師に迎え、 非常に充実した研修となりました。

一人目にお迎えしたのは、笑働の目指す大きな目標のために日々ご指導いただいている、企画・コーディネイトのプロ・りそな総合研究所プロジェクト・フェローの藤原明さん。日々、地域のニーズや強みを見出し、自立に向けての解決策を導き出す「地域編集」という発想を基に、企業や地域の活性化に取り組んでいらっしゃいます。

「ないものねだりではなく、あるものみがき」という考えの地域編集という方法は、地域に密着し、多くの社会的課題を扱う都市整備部には多大なヒントがあるとともに、チャンスも無限大に広がっていく、と藤原さん。 具体的に結果・成果をしっかり出していくために、ご自身の経験談をまじえながら、内容の濃い研修をしてくださいました。

続いては、株式会社PRリンク神崎英徳さん。自らの広報活動の経験から、 「聴く力」の重要さについてお話されました。 しっかりと相手のニーズを聞き取り、企業のCSRとビジネスモデルとの関連も含め、理解をすることが重要であり、 良好な双方向のコミュニケーションをとるためには、継続的な信頼関係づくりが協働促進に繋がっていくと話されました。

3人目は大阪産業大学助手の壇上祐樹さん。 壇上さんからは、コミュニティデザインというものの考え方を軸として、 社会的な課題を解決するためには、まず良質な「人と人との繋がりを継続していく仕組み」を構築するというお話。 地域とのつながりという、都市整備部のもつ強みを活かし、職員自身が重要な「つなぎ役」として働きかけていくことが、課題解決に繋がる。 都市整備部の職員にとって、大きなヒントになる研修でした。

最後に、大阪大学環境サークルGECS前代表であり、水都大阪フェス2012クリーンサポーターのリーダー格として、現場をひっぱってくれた 同 大学人間科学部人間化学科3回生の崎浜公之さん。崎浜さんからは、環境サークルGECSの紹介をはじめ、水都大阪フェス2012でのクリーンサポーターの 活動報告があり、最後に「ガクセイ」としてこのような環境活動に取り組む意識や気持ち、今後の目標について、しっかりとご自分の言葉で、職員に想いを伝え てくださいました。

清掃・環境活動の具体的な成果はもちろん、どのようにすれば、活動自体が認知され、長期的に継続されていくのかを考え直すきっかけとなる、 活動報告となりました。