東大阪市まちづくり

2014-01-24

東大阪 第4回まちづくり意見交換会
A地域 日下リージョンセンター

4回目となる本日のテーマは「地域に必要な活動」です。
前回の話し合いを基に導き出されたいくつかの「課題」を絞り込み、その「課題」に対しての「やるべき事」を明確にします。今回は恊働先を具体的に想定した「事業案」としての形を考えていきます。
テーブルはテーマごとに分けられており、参加者の方はご自身の興味のあるテーマを選び、着席します。前回に引き続き、①番テーブルの「高齢者・交通(買い物支援)・坂道対策」への参加される方が多かったです。 その他のテーブルのテーマは、②「子育て・環境」③「安心・安全、防犯・防災」④「文化・歴史・地域資源」⑤「環境(河川)」⑥「地域活動活性化の仕組みづくり(商店街・商業)」となっています。

前回までの振り返りが行われた後、第3回目の意見交換会にておおまかに出されていた各テーブルごとの「課題」を絞り込んでいく議論がいよいよ始まりました。今回は議論の時間が区切られる事が無くたっぷりと取られていた為か、どのテーブルからも一人一人の活発な意見が聞こえてきます。会場に飛び交う意見全てに耳を傾けられないのが非常に残念です。1時間以上に渡る議論を終え、最後は各テーブルごとに発表を行い情報共有をしていきます。

◎各テーマごとの「やるべきこと」
①「交通手段」を中心に考える、整備することで、「買い物支援」や「地域医療」の進んだまちづくりができるのではないか。
②子育てに関する活動場所の確保。身近な場所に常設する。情報がきちんと欲しい人の所に届く仕組みづくり。
③現在使われている避難場所のハザードマップは本当に安心か?災害の種類によっても避難場所は変わるのでは?という議論から、「住民と専門家が一緒につくる」ハザードマップの作成。
④「観光資源にきちんと力をいれている地域は、経済も地域も住民も活性化している」「後回しにされがちな『文化』だが、『文化や歴史、地域資源』は、そのものが『生活』ともいえる」。石切参道や生駒などを、若い人や3世代が楽しめる場所にしていく。
⑤清掃活動を行う、継続していくにあたり「広がりのある活動、ネットワーク」が大事。個々の活動を繋げていく仕組みを考えていく必要がある。
⑥「世代間交流」「3世代」「小学校単位」「教育」といったキーワードで、議論は尽きない。事業案としての形は継続して考えていくが、このテーマで想定される恊働先としては、課題や人を束ねて導くコーディネイターの存在が必要なのではないか。

どのテーマにおいても「課題」を絞り込む(ひとつのキーワードとしてまとめる)事は難しい、という印象でした。それだけ過去の意見交換会を通して挙げられてきた「課題」が、どれも本当に解決したい大事な問題であるという事がわかります。

今年度の「まちづくり意見交換会」は一旦終了となりますが、来年度以降も「事業案」としての形を目指し、引き続き意見交換会を行っていきます。住民主導のまちづくりという取り組みや仕組みづくりが、東大阪の地域から根ざし、広がっていく事が楽しみです。